子生れ温泉
先日、牧之原市にある温泉施設に行ってきました。その名も子生れ温泉。
浜松から車で1時間半程の距離で茶畑を抜けた先にあります(さすが牧之原!)。
慣れない運転でへとへとになりながらようやく到着。
子生れ温泉の由来は昔、子宝に恵まれなかった女性がこの温泉に浸かって子供を授かるようになったからだろう、と思っていたんですが違いました。
由来は近隣にあるお寺、大興寺にあるそうです。約600年前、初代住職が今わの際に「自分が亡くなった後、裏山から石が生れ出るだろう」という言葉を遺します。その予言は的中して、住職の死後石が落下しました。以降、歴代の住職たちが変わる度に落石があり、現在に至る29代までずっとつづいているのだとか。
石がまるで子どもが生れるかのように抜け落ちることから転じて「子生れの湯」と名付けられた、とのことでした。
………と、行った後にこの話を知ったので肝心のお寺は見ていません。残念……。
倦怠感が充満する身体を引きずるように入館してチケットを購入。
料金は印字されているように550円(小6までは300円)。タオルとヘアブラシは有料なので持参した方が賢明です。
温泉を利用する時は当然受付にこのチケットを持っていかなければいけないのですが、帰る時も見せなければいけませんでした。初めての経験だったので少し驚き。
何はともあれいざ温泉です!ウヒョーイ!疲れを取り除くんだー!!
温泉の数は内湯が2つに露天風呂が1つで、広さは結構こじんまりとしていました。少しでも大人数が来たらすぐいっぱいになってしまう程。
効能は神経痛、関節痛、冷え性など。ナトリウム性の源泉かけ流しでその上加水はしていないんだとか。
運転での疲労回復するんだと、いつも以上に長居する予定だったのですが、あっという間にのぼせてしまいわずか30分程で上がってしまいました。
いいお湯を頂いた後は館内をうろつきます。
家族風呂があるようです。これなら親御さんも気兼ねなくくつろげて良いですね。
平日の7時台と17時台にはバスが2本もあるヤッタ!(白目)
これがあるということは、こんな僻地にも中国人客が訪れるということでしょうか。侮れません……。
中身は違えど、どの温泉施設でも見かけるこのマシン。これを発見すると温泉に来た感じがします。
さて、お腹が減ったので併設の食事処で遅めの昼食をとります。
カキフライ定食680円
衣はサクサク、カキは大ぶりと美味しかったです。温泉会館の食事サービスと、期待していなかったのですが当たりでした。
温泉好きの父親に言われて行ったのですがそれなりに楽しめました。
施設周辺には上で記述した子生れ石が実際に祀ってある祠があるみたいです。あと天気に恵まれていれば道中、富士山を見ることが出来ます。温泉に入って、富士山を見て、という日本の魅力を一挙に味わえます。