日本の最果てを目指してきた 1日目
突然ですが私は自転車でいつも通勤しています。そして浜松には『遠州のからっ風』と呼ばれる海からの、冷たく、強い風が毎年冬に吹き荒れます。
2015年ももう終わりという年の瀬、毎日毎日容赦ない暴風にあおられながら通勤してて思うことがありました。
「マジ南国行きたい」
どうせなら一番南に行ってやろうと思い、日本最南端の有人島である波照間島に行ってきました。
2月24日 中部国際空港から出発です。
今回はジェットスターを使いました。
波照間島への直行便というのはなく、石垣島を経由しなければいけません。
今回は5日間で名古屋→那覇→石垣島→波照間島という経路で行ってきました。
約2時間半かけて那覇到着です。
当日の天候は曇りで気温は17℃。コートを着てちょうど良い感じ。年中あったかいというイメージは偏見でした。
またまた突然ですが100名城というものを知っていますか?
各都道府県にあるお城100選のことです。それぞれのお城がオリジナルスタンプを持っていて、私はそのスタンプを昔からちびちびと集めています。
沖縄にも100名城が3カ所あります。
どうせ波照間島に行くなら沖縄本島にも行ってこのスタンプを是非ゲットしたいと思い、初日は首里城に向かいました。
那覇空港からゆいレールで30分、首里駅を降りてそこから15分程歩きます。すると第一シーサー発見!
小さくて見えませんがちょっと間抜けヅラしてます。カワイイ……!!
交番を越えてしばらくすると食事処がありました。名古屋を発ってから何も食べていなかったので、首里城に行く前に休憩です。
趣のある佇まいでりゅうそう茶屋というお店です。
このカフェでは、アグー豚を使った料理を選ぶと琉球衣装を無料で着られるということで、1,300円のアグー豚が乗った沖縄そばを頼みました。
彼氏はオリオンビールもオーダーしたので一口もらいました。下戸に味の違いは分かりませんでした。
そうこうしている内に沖縄そばが来ました……!
コシがある沖縄そばは、硬麺好きの私としては良かったです。アグー豚も濃厚な味が舌の上でじわっと広がりクセになる美味しさでした。ただゴーヤを口にした時だけは泣きそうになった。マジ苦い。
そして食べ終わった所で琉球衣装の着付けをお願いします。
黄、青、赤、ピンクの中から好きな色を選べます。一番スタンダードな黄を選びました。
着付けが終わるとお店の方が番傘を貸してくれてお店の外で写真をどうぞ、と勧めてくれたので満足行くまで撮影します。
私「よォーしゃ、よしゃよしゃwww」
まさかこの旅で琉球衣装を着ることが出来るとは思わず、嬉しいサプライズでした。簡易な琉球衣装でも良いという方ならオススメのお店です↓
お腹も気持ちも満たされてお店を後にします。
7分程歩いた所で首里城の城壁であろう片鱗が現れました。そしてさらに3分程歩を進めてまずは守礼門とご対面……!!
やったー!!!!なんか沖縄に来たって感じするぅー!!!!!!
そしてこいつを出して....
一緒に撮影!
空港で財布の中にあったことをふと思い出して、千載一遇のチャンスとばかりに撮りました。
意気揚々と守礼門を通り歓会門、端泉門、漏刻門もくぐります。
そして820円を払い入城チケットを買って最後の門を抜ければ......
正殿キタァアアァアァーーーーーー!!!!!!
テレビや雑誌などで目にしたことはあったけど生で見るには初めてなので嬉しかったです(ヒョヒョヒョヒョwwwwww
今の首里城は、WW2で完璧に破壊されて平成4年に復元されたものになります。見事な朱色の瓦が印象的ですが、元の首里城は朱色ではなかったらしいです。
文献によると本来は黒だったみたいですが、朱瓦の方が沖縄らしさが出てて個人的に好きです。
そばにいた案内のおじさんに100名城スタンプの場所を聞きます。
どうやら正殿向かって左手の北殿にあるとのこと。
しかしルートは右手にある南殿・番所からなのでその内部を見て廻りながら向かいます。
中では琉球楽器や美術工芸品、王家の調度品等が展示されていました。
一番のメインは御差床(うさすか)と呼ばれる間でした。朱と黄金色の豪華絢爛な装飾が施されていて目を見張るものがあります。国王の玉座として使われていたそうです。そら国王仕様で華美にもなりますわな。
※中山世土(ちゅうざんせいど)…琉球は初めに琉球を統一した中山王府代々の土地である、という意味
他にも美しい庭園や男子禁制の御内原など、本州にいたら決してお目にかかれない中国文化と日本文化の融合を見れて楽しかったです。
さて15分程南殿をめぐりようやく北殿に行きます。
北殿は首里城の展示パネルや映像コーナー、お土産ショップなどが備わっているちょっとしたアミューズメント施設のような所でした。
スタンプはどこにあるのかと受付案内の美人お姉さんに聞いてみると、お姉さんがおもむろに出してくれました。
沖縄上陸して初のスタンプやっとゲット!!うれしィーッッ!!
ていうか案内のお姉さんめちゃめちゃ美人でした。ミスユニバースで通じるくらいの美しさ。恐ろしく整った顔立ちで焦りました。
何はともあれ目的のスタンプを手に入れて首里城を後にした頃には、時刻は18時を回っていたので、夜は国際通りで飲むことにしました。
ホテルにチェックインして荷物を置き10分歩きます。
ドーン!
お土産店と居酒屋、ステーキハウスが立ち並びます。
週の中日に行ったにも関わらず観光客で賑わっていました。
どのお店にしようか物色していると、呼び込みのお兄さんに声をかけられ、良さげだったのでそこに決めました。
ふがらさというお店の中は木造りのダイニングバーといったオシャレな雰囲気。席に案内されるとこんなものが....!!
久しぶりに見ました。私が子供の頃、喫茶店によくあったヤツ。思わず写真におさめてしまいました。
そんなレトロ&オシャレなお店でファーストドリンクに、呼び込みのお兄さんオススメのサンセットヒーリングという泡盛カクテルを頼みます。
右の食べ物は郷土料理の一つでもあるジーマミー豆腐です。
ジーマミーは落花生という意味で、一般的なお豆腐より格段に固いです。お箸がすっと入らず悪戦苦闘しましたが、その分食感に弾力があって好みでした。
続いて珍味三種盛りが来ます。
左からイカ墨塩辛、ミミガー、豆腐ようです。※豆腐よう…豆腐にお酒を浸けたもの
イカ墨はしょっぱい、ミミガーはコリコリ、豆腐ようは顔を歪めるレベル。
というかさすが独自の文化を持つ沖縄。静岡の郷土料理といったらみかんとお茶しかないのに、沖縄の郷土料理といったら沢山あります。飲み物もシークァーサーや泡盛にハブ酒があったりで羨ましいです。
その後も引き続き沖縄の味を楽しみ夜が更けていきました。
翌日は中城城と今帰仁城に行きます。